この記事では株の値動きを気にすることなく株主優待をゲットできる
株主優待クロス取引の仕組みを解説します。
この方法では、株が大暴落しても全く損はありません!!
優待だけを美味しくいただいちゃいましょう。
株主優待クロスは全く無料というわけではなく、金利や手数料はかかります。それでももらえる優待と比べれば圧倒的にお得です。
例えば下の優待を受け取るのにかかった経費は2つ合わせて700円です。
左のマンダムは5,000円相当、右のフジは2,000円相当の優待ですが、これを値下がりリスクなしでゲットできるのが株主優待クロスです。
仕組みとやり方を解説していきます。
株主優待を受け取るには
例えば、2020年3月末の権利付最終日はこんなスケジュールでした。
権利付最終日 (この日の15時までに株を買っておく) | 権利落ち日 (株を売っても良い) | 権利確定日 (権利付最終日に株を持っていればこの日に名簿に掲載される) |
3月27日(金) | 3月30日(月) | 3月31日(火) |
なので、この銘柄の場合3月27日に株を買っておけば3月30日に売っても株主優待をもらえます!
ですが、株主優待が人気の銘柄の場合は同じことを考える人も多く大抵権利落ち日には株価が下がります。
権利落ち日に株価が下がるリスク
例えば冒頭にのせた写真のマンダムの場合、株価の変化はこうなりました。
権利付最終日(3/27)の終値 | 権利落ち日(3/30)の始値 | |
マンダム株価 | 2,222 | 2,091 |
マンダムの優待を得るには100株必要でした。
現物で株を持っていたら3月27日には222,220円だった株価は権利落ち日には209,100円で、13,100円も価値が落ちてしまいました。
もし優待をもらうためだけに株を買っていたら大損ですね。
優待で5,000円相当のものがもらえても、株でそれ以上損したら意味ないですよね・・・
株の値下がりリスクを気にせずに株主優待だけをもらえる方法が株主優待クロス取引です。
株主優待クロスのやり方
株主優待クロスは、
株の「現物買い」と「信用売り」を同時に行うことで
株の値下がりによる損は相殺しながら株主優待をもらう権利を得る方法です。
株取引をしたことがなくてもなんとなく聞いたことがあると思いますが、
株は「買う」ことも「売る」こともできます。
- 「買う」→株を買った時よりも値段が上がった時に売れば儲けが出ます。
- 「売る」→株を売った時よりも値段が下がった時に売れば儲けが出ます。
では、「買い」と「売り」を同じ値段で同じタイミングで注文していたら…?
株価がどうなろうといつまで経っても差額は0円ですね。
株主優待取引クロスはこの仕組みを活用しています。
株主優待クロス取引をするために
株主優待クロス取引をするためにはまず証券会社に口座を開き、信用取引口座を開設します。
口座開設は無料ですし、申し込んでから開設まで時間がかかるので早めに申し込むと良いですよ。
株主優待クロス取引のリスク・コスト
株主優待クロス取引では株価の値下がりによる損を回避できますが、コストはかかります。
例えば私がSMBC日興証券で株主優待クロス取引を行ったマンダムの場合、内訳は以下の通り。
売買手数料 | 0円(SMBC日興証券は信用取引の売買手数料無料) |
貸株料 | 112円(一般信用売り+制度信用買い) |
逆日歩 | 0円(一般信用売りのため逆日歩なし) |
合計112円でした。
まとめ
株主優待クロス取引がお得!ということがわかっていただけたでしょうか。
やり方やおすすめ銘柄、私が取得した株主優待についても随時記事にしていく予定なのでご覧ください。
お得な株主優待クロスを一緒に楽しみましょう!
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