地方公務員として働いてみて、ここは好きじゃないな〜と思うことです。
要するに愚痴です。
地方公務員の嫌なところ
法律、条例が絶対で融通が利かない
地方公務員は本当に色々な職種があって、どんな部署に行くかわかりません。
区画整理のための立ち退き交渉、住民からの苦情対応、生活保護者の対応、職員の健康管理など。
仕事をしていると、時には考えられないような理不尽な要求が来ることもあります。
同情したい、融通を聞かせてあげたい話が来ることもあります。
生活保護者の対応がイメージしやすいと思います。「もう関わりたくないから厳しくしたい」「この人は可哀想な事情があるし、見逃していいかな」という個人的感情は通用しません。
こちらがすることは全部、法律(条例)の根拠に基づいていないといけないからです。
この法律がおかしい!と思うことはいっぱいありましたが、一職員の立場では融通を利かすことはできず、やりきれないことも多々ありました。
達成感がない
公務員はインフラなので、「あって当たり前」の存在です。
「ありがとう」と感謝されることはほぼありません。
苦情対応なんかだと、「税金泥棒」と捨て台詞を吐かれることもしばしば…
公務員以外の知り合い相手に距離感が計りづらくなりる
公務員という立場上、特定の相手を贔屓できません。
接待など受けようものなら週刊誌沙汰になってしまいます。
仕事で会う民間企業の人と、個人的に仲良くなりたい!もっと仕事のことを知りたい!と思うことがあります。
飲み会に顔を出すほど仲良くなってしまうと、上司からお咎めがあることも・・・。
なかなか、難しいです。
異動が頻繁
どんなに向いている職種でも、最短2年、最長でも10年で異動があります(採用人数が少ないところは例外はあるかも)。
民間企業との癒着があると困るから、汚職防止のためらしいです。
ずっとこの部署で働きたい!なんてことは出来ません。
どこにも出せないほど仕事ができない人は、ずっと異動せずにいることもありますが…
リストラがなく、覇気が下がる
一般企業でもよっぽどの理由がないと解雇されませんが、皆さんご存知の通り公務員は輪をかけて解雇されません。
明らかに仕事をしていなくても席が用意されています。
また、異動があるため窓際で固定というわけではありません。
異動先でそんな人と一緒になった暁には自分が働く意味さえ見失いそうです。
若手が犠牲になる風潮
公務員になってすぐのこと、上司から
若手なんだから何か面白い企画考えてよ!
と無茶をぶりされました。
ここまでは民間企業でもよくあること。
でも、地方公務員で新しいことをやるときにはほぼ言われるのが
「予算がない」。
政策研究会といって近隣の自治体がやっている新しい企画を紹介する機会があったんですが、
どこの自治体も目玉に挙げていたのは
- 予算がない
- 時間がない
そんな中、いかに新しいことをやったか、ということです。
大抵若手が犠牲になり、
業務時間外に自主的にやりました!予算がない中やりくりしました!
ということをアピールして、オジサンたちが喜ぶ光景がよくあります。
若手をなんだと思っているんだか…
と、嫌なところについての記事なので愚痴になってしまいました。
良いところについても近々書く予定です。
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