メーカー開発職だった私が技術系公務員に転職してよかったと感じたこと

仕事のこと
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メーカー開発職から技術系公務員に転職した私が、公務員になって良かったと感じたことです。

面倒見が良い人が多い

転職してまず感じたのは「面倒見の良い人が多い」ということです。

公務員という職業柄か、「困っている人を助けたい」という気持ちを持っている人が多いのかもしれません。

なので、仕事で困っていても手を差し伸べてくれる人が多かったです。

色んな職種に触れられる

これは、自分の職種と、色んな職種の人に触れられる、とどちらの意味もあります!

色んな分野の仕事をする可能性がある

私は技術系(化学)での採用だったので行ける分野は限られています。
それでも、規制、水道、下水道、研究、と色んな分野があります。

自治体によっては一般行政職に移れる制度もあるります。
そうすると建築、福祉の仕事なんかも出来るようになります!

異動が必ずあるので、一生この部署にいるわけではない、と、嫌なことがあっても耐えられるメリットも(笑)

色んな職種の人と出会える

規制や支援担当(企業のサポート、融資をする仕事)だと、相手の工場に立ち入りに行ったり視察に行ったりと、一般には非公開なものまで見られます。

工場見学でも見られないものが見れちゃいます
(公務員は守秘義務厳守です!)

休みやすい

前職は有給が年に10日。公務員になって有給が年間20日に増えました。
また、1時間単位で休みが取れる制度は使い勝手がいいです。

対人スキルが上がる

一般の人から会社の社長さんまで、それはもう色んな人を相手にすることになります。

人と関わりたくないから理系を選んだ私にとっては拷問でした。

研究や開発など、閉じた世界しか経験してこなかった私は、外線の電話を取ることすら最初はできませんでした。
しかし人間慣れるもので、やらざるを得ない状況だと出来るということがわかりました。

自分の殻を破れたし、気が強くなった…かも…

法律を読む力がつく

技術系(化学)でも、公務員である以上、法律と条令を読む必要がある場面が多々あります。

技術職だし、分析の仕事をするなら法律はいらないんじゃない?

と思うかもしれませんが、基準値や分析頻度は全部法律や条令で決められています。根拠になる法律は知っておかないといけません。

また、公務員では出来ない仕事を「委託」に出すことがよくあります。
その際、関係する法律や条令は自分で良く理解しておく必要があります。

環境で規制の仕事となると、弁護士や行政書士を相手にすることも。

法律を読めるようになるまではなかなか苦労しますが、読むコツがわかってくると、膨大な資料の中から大事な部分がすぐにわかるようになります。

ややこしい文章を読むのに慣れたおかげで、

プライベートで不動産や保険の契約書類を読むのに苦労しなくなりました。

同期の年齢がバラバラ

普通の会社だと、「中途」「新卒」という分け方になりますよね。

公務員は「経験職採用」「新規採用」という分け方になります。

「新規採用枠」の縛りは年齢(と学力)だけです。
採用後は同期として同じ研修を受けることになります。

もちろん、年齢や学歴、職歴に応じて初任給は考慮されるので安心してください!

実際私の同期も、化学でストレートで入った人は居ませんでした。院卒や転職者ばかりでした。

前職では、中途入社の社員は会社に馴染む間もなく即戦力として第一線に駆り出されていたのを見て、(自分は中途でも経験がないから難しいだろうな)と思っていました。

公務員になった時、

(社会人経験があるから厳しくされるのかな…)と思っていましたが、

周りの新卒に交じってのんびりとやっていました。

どんなに嫌な上司、同僚がいても異動する

個人的な話ですが、前職では直属の上司の力がありすぎて、振り回されっぱなしでした。

小さい会社だから滅多に異動もないし、これから何十年この人の気まぐれに付き合わなきゃいけないんだ・・・

と思っていました。

仕事は好きだったんですが、好きな事すらできない状況に追い込まれてるのが辛い毎日でした。

公務員は長くて5年も同じ職場にはいません
好きな上司がいても離れてしまう寂しさはありますが、嫌な上司もいつかはいなくなるという環境は精神的にも楽です。

社会情勢に振り回されない

メーカーの会社員だと、どうしても国際競争や他社との競合があります。

自分のところの会社がいつ潰れるか、給料がそのままでいられるかは誰も保証してくれません。

新卒でとある有名家電メーカーに入った友人の話ですが、入って数年で外資系の傘下に入ることになり、将来が不安で公務員に転職していました。

傘下に入る前は社内でも不穏な空気が漂っていて、上司も同僚もピリピリ、指示が昨日のものとまるで違う・・・なんて辛かったようですが、転職後は自分のペースで仕事ができて、妙なプレッシャーが無くなり快適と言っていました。(給料以外は笑)

「会社がつぶれる心配がない」っていうのは忘れがちだけどすごいこと。

まとめ

こうして書いてみると、仕事の内容というか、仕事をする上での環境が良いと感じます。

前職は仕事内容が好きだったのですが、今はお給料が保証されて身分も安定し、周りの人の環境も良いので、公務員も悪くないなと思います。

公務員をやっていて身についたと思うスキルは、「法律を読むことに抵抗がなくなった」「苦情の対応に慣れた」ことです。

開発で閉じこもっていた日々に比べると、関わる人が多くなり(こんなはずじゃなかった…)と思うこともありますが、まだやっていない分野の仕事が沢山あるので経験を積んでいきたいと思っています。

 

 

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