技術系公務員(化学)が配属される職場、検査に関する、私が実際に携わった仕事を紹介します。
※地方自治体によって事務・権限移譲状況が違うので、あくまで一例です。
保健所、浄水場、下水道、研究所等で検査等に従事する仕事です。
検査の仕事
検査
その名の通り、保健所、浄水場、下水道などで検体を検査する仕事です。
告示法に則った検査をし、報告書に載せHPなどで公表します。
自治体によっては検査の全部または一部を民間企業に委託していることもあります。
その場合は公告、開札業務などの事務を行うことがあります。
検査手法、検査指標の開発
検査業務を行う中で新たな手法の開発、指標を制定する業務です。
学会で発表することもあります。
厚労省や環境省等の委員会に参加し、試験法や基準の制定に係ることもあります。
その他の仕事
研修・技術指導
自治体内外への研修や技術提供などを行います。
海外へ渡り、発展途上国で技術支援をすることもあります。
委託・広告・開札事務
検査系の業務といっても検査だけをするわけではなく、事務仕事もあります。
公務員らしい仕事では、入札がその代表でしょうか。公共の仕事である以上、お金の流れはしっかりと記録する必要があります。
機器一つの修理、少ない金額でも書類にしっかりと残さなければいけません。
まとめ
大学の研究室で機器を使っていたこともあり、手を動かす仕事はすんなり慣れました。
ただ公務員の仕事となると、結果を公表しなければなりません。
値が本当に正しいか、手順が告示に則っているかなど厳しく見られるのでプレッシャーを感じます。
また、財源が税金(水道などは利用料収入も)なので、機器の修理一つ、薬品を1つ買うにも伺いを立てて根拠を確認しないといけないなど事務が煩雑なのが公務員の特徴かなぁと感じました。
いろいろ書きましたが、書いた中には、自治体によっては施設や設備が整っていない、完全に外部に委託している等で出来ない仕事もあります。
興味がある仕事があるなら、志望する自治体でその仕事ができるかどうかは確認しておくとよいです。
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